7回戦試合結果

98年 6月 27日 9:15〜 球場 富士塚 天候 晴れ

  Q'needs VS. Blue Wings

Team 1 2 3 4 5 6 7
10 22 10 1 7
20 42 00 × 8

7-8 で BlueWings の勝ち 
笹本    早川    小網    

   チーム成績
    37打席 25打数 4安打(打率 .160) 8得点 3盗塁  7残塁
    7回 6失点(防御率 7.88)

 

     打撃成績


 



 



 

 

 









 



 

 

 

 

 

 








1→7笹本.000530000000.000120000.40020.000
6樋口.000431000000.000110000.25020.000
7→1早川.5004211100201.00020000.75010.000
5田中.000432000000.000000001.00020.000
8和田.250442100011.250000000.25031.333
3佐々木.000431000001.000000001.00020.000
4垂井.000430000000.000110000.25030.000
9小網.5004211010331.50011001.75021.500
2宮沢.500420100011.500020000.750111.00
チーム成績.16037258411076.280391003.378183.167

 

   投手成績

投手 投球回数 投球数 自責点 失点 防御率 被安打 奪三振 四死球 暴投 ボーク
笹本 6   0 6 0.00 4 8 3   
早川 1   0 1 0.00 1 0 0   

 

さようなら田中健一!笑いと感動をありがとう!

 田中健一が98年6月30日をもって退職することになりました。 この試合が彼の最後の試合となります。 八重樫のような打撃フォーム、図体に似合わぬノミのような心臓、 そして試合の前の晩は必ずと言っていいほど酔いつぶれて醜態をさらすなど、 毎試合のように珍プレー賞を欲しいままにしてきた田中ですが、 もうその珍プレーぶりを見れないかと思うと非常に寂しい思いがします。 今回は、4番サードと最後の晴れ舞台にふさわしいポジションで試合に臨みます。 藤沢市ソフトボール大会では4番で大活躍、 奇跡の逆転勝利の立役者となったこともある田中ですが、 あの時の活躍を最後の試合で再現できるでしょうか?

 今回の対戦相手は Q'needs です。 Blue Wings は後攻、先発は笹本です。 さて、この日は梅雨の晴れ間のうだるような蒸し暑さと上空を吹き荒れる強風、 そして雲の切れ間からこぼれる刺すような日差しと、選手にとっては最悪の天候でした。 初回、この悪天候に Blue Wings は悩まされます。 先頭打者をいきなり四球で歩かせてしまいますが、 続く2番平野さんは高々と内野フライを打ち上げます。 しかし、ここで風の悪戯か、ボールがかなり流されてしまい、 ショート樋口のエラーを誘ってノーアウト1・2塁のピンチを招きます。 ここで、Q'needs は助っ人のはぐれSpiritsコンビ:菅沼・小幡両氏の 3・4番コンビを迎え、またとない得点のチャンスです。 しかし、このチャンスに菅沼さんはあえなく三振。 小幡さんもセカンドゴロに倒れてあえなく3アウト...と思われましたが、 ここで昨晩の酒の残るセカンド垂井がエラー、結局ノーヒットで1点を先制されます。 しかし、不甲斐ない味方の守備に逆に火が付いたか、 笹本は5・6番を連続三振に切って取り、3つのアウトを全て三振で奪います。

 笹本の力投を見せられては Blue Wings 打線も黙ってはいられません。 初回裏、すかさず反撃に出ます。 Q'needs 先発松本さんは球に勢いはあるものの、 例によってノーコン病が顔をだし、先頭打者から3者連続四球でノーアウト満塁とします。 そしていきなりの絶好のチャンスに迎える打者は4番田中。 しかしここは残念ながらサードゴロに打ち取られます。 しかしなおも満塁のチャンスで、 大遅刻をかまして皆を不安がらせた5番和田が三塁線を破るタイムリーヒットを打ち、 まず1点。 続く佐々木のファーストゴロの間にさらに1点を追加して逆転に成功します。

 笹本はカーブをうまくコントロールして好投し、 2回にも2つの三振を奪ってはやくも5三振です。 しかし3回の表、またしても風と太陽とエラーに泣かされ、 この回1本も外野に運ばれることなく2点を失います。 まともな当たりを許していないだけに何ともやりきれません。

再び1点リードされた Blue Wings ですが、 3回の裏に四球とエラーで満塁のチャンスを作ります。 ここで迎えた小網が、 振ったバットにたまたまボールが当たったような出会い頭のタイムリー3ベースを放ち、 一挙に逆転します。 続く宮沢も、三塁線の砂が溜まったところへイレギュラーを誘う内野安打を放ち、 結局この回4点を奪います。

3-6と均衡が崩れたかに見えましたが、 Q'needs も食い下がります。 リードされたすぐ後の4回表、先頭の1・2番と連続ヒットで出塁、 またもやノーアウト1・2塁ではぐれSpiritsコンビを迎えますが、 今度はショートゴロエラーとレフト前ポテンヒットで2点を奪います。 とにもかくにも助っ人の面目躍如で4-6と2点差に詰め寄ります。 笹本はしかし、 エラーやアンラッキーに対して頼れるのは己の力のみと言わんばかりにピンチになると奮い立ち、 続く5・6・7番を何と三者連続三振に切ってとります。

 笹本の好投でまた流れを引き戻したBlue Wings は4回の裏、 四球とエラーで2点を加えてすかさず突き放します。 まさに壮絶な点の取り合いとなったこの試合、 Q'needs は5回にも1点を加え、 7回にも代わった早川から1点を奪いますが反撃もここまで。 Blue Wings が接戦をモノにしました。

 打激戦、というには両チームともまともなヒットは少なかったのですが、 逆転に次ぐ逆転のなかなか派手な試合でした。 悪天候のせいもありますが、それにしてもエラーの多かった Blue Wings。 反省するところは多いでしょう。 そんな中で、笹本は8奪三振・自責点0の素晴らしいピッチングでした。 投手陣が手薄な状況の中、頼もしい限りです。 あとは打線の奮起に期待しましょう。

 

笹本
悪コンディションに耐えて粘りの好投 8奪三振

 和田
 久々出場にも関わらずタイムリー・ファインプレー・遅刻と派手に活躍
 小網
 奇跡の逆転タイムリー3ベース

 田中
 最後まで変わらぬプレースタイル
朝まで飲んで覇気の無いプレー
 

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