7回戦試合結果

97年 6月 8日 11:30〜 球場 富士塚 天候 曇り

  Crows VS. Blue Wings

Team 1 2 3 4 5 6 7
00 00 03 0 3
110 20 30 × 16

3-16 でBlue Wings の勝ち
舞嶽    笹本    

   チーム成績
    41打席 30打数 11安打(打率 .367) 16得点 5盗塁 6残塁
      7回 3失点(防御率 2.00)

 

     打撃成績


 



 



 

 

 









 



 

 

 

 

 

 








D→3佐々木.667534200021.667020002.800111.00
3笹本.3333321010301.00100000.33320.000
8梁瀬.6674322110541.67010000.75032.667
1舞嶽.250442110020.500000000.25020.000
5早川1.004212110542.500200001.00221.00
7住吉.000440000000.000100000.0040.000
4→6樋口.333431110022.667110001.50021.500
9小網.250441100011.250000001.250111.00
4竹原.333431100011.333110000.500021.500
2宮沢.000411000000.000130001.750010.000
4菅原###101000000####0100001.0000###
チーム成績.367413016114302113.7005110005.537208.400

 

   投手成績

投手 投球回数 投球数 自責点 失点 防御率 被安打 奪三振 四死球 暴投 ボーク
舞嶽 7   2 3 2.00 8 7 3   

 

Blue Wings 貫禄の勝利

 前回は粘りに粘ってなんとか引き分けに持ち込んだ Blue Wings。 今回の相手はこれまた初顔合わせとなる 96 Crows です。 ユニフォームも出来ていない新参チームによもや遅れを取ることはないと思いますが、 相手には高校野球経験者が数人いると聞いています。 油断は禁物です。

 毎度のことながらすんなりと集合できない Blue Wings ですが、 今回は珍しく舞嶽が姿を現しません。 「この試合は絶対完投する。誰にも迷惑はかけん!」 と豪語していた舞嶽ですが、いきなり大迷惑をかましてくれます。

 なんとか舞嶽が間に合い、 試合は Crows の先攻で始まりました。 先発舞嶽は慌てて仕上げた割には立ち上がりは上々で、 初回難なく抑えます。 それにしてもすごいのがズラリと並んだ Crows のマネージャー陣。 味方投手がストライクを取れば拍手の嵐。 味方打者がバットに当てればやんやの喝采。 少なくとも応援だけは Blue Wings を圧倒していました。

 対する Crows は、本来のエースが欠場しているらしく、 普段はサードをやっているというサウスポーが先発です。 サウスポーのくせにサードというのがいかにもインチキ臭いですが。 そんな印象を裏付けるかのように、 このサウスポーは立ち上がり制球を乱し、1番佐々木に四球を与えてしまいます。 続く笹本がここですかさずレフトへきれいに流す3ベースヒットでいきなり 先制します。

 ここで打撃絶好調男・梁瀬を迎えて俄然追加点が期待かかります。 梁瀬は期待通りに鋭いスイングで弾き返しますが、 なぜか打球はセカンド真っ正面に転がり、久しぶりに凡退します。 しかし、この間に3塁から笹本が帰って2点目を追加します。 続く舞嶽も痛烈に3塁方向に弾き返しますが、 これも正規のサードではないはずのサードが上手くさばいて、 体の正面に落とします。 これをすかさず拾って1塁へ投げますが、 やや慌てたのか送球がそれて舞嶽はセーフ。 すかさず審議の青ランプが点りますが (注:競馬でレース内容に不審な点があったときに審議する時のこと)、 樋口の「あれはどうみてもエラーだろう」の一言で瞬時にエラーと判定されます。

 さらに早川が四球でランナー1・2塁、 そして前回の試合でタイムリーヒットを放って、 6番に昇格した住吉は期待に応えられずに倒れますが、 続く樋口がレフトへ2点タイムリー2ベースヒット。 この絶好のチャンスに素晴らしい働きをします。 更に調子に乗った樋口は、続く小網の時に3盗を狙いますが、 これが上手い具合にラン&ヒットとなり、さらに1点を追加します。

 なおも Blue Wings の勢いは止まらず、 竹原が(ボテボテの)内野安打、宮沢が四球で満塁となり、 ここで打撃はいいがチャンスには弱いという理由で1番に座った佐々木が、 満塁のチャンスにセンター前にタイムリー。 笹本はセカンドゴロですがエラーとなり出塁、 そして梁瀬が今度は文句なくセンターの1番深いところまで運び、 走者一掃、自らも一挙にホームインします(ただし審議により3塁打に降格)。 さらに舞嶽が右中間へ2ベースヒット、早川が四球を選び攻め立てますが、 続く住吉がピッチャーゴロに倒れてようやく攻撃を終了します。

 1回を終わって 0-11 と早くも大差がついてしまいましたが、 相変わらず Crows 応援団は元気に応援します。 しかし、Crows はまだまだ野球慣れしていないメンバーが多いようで、 打線が続かず、舞嶽から得点を奪うには至りません。 5回まではチャンスらしいチャンスもなく無得点に終わります。 それに対して Crows 先発は、 大量失点で開き直ったのか、2回になってから球が走り出し、よくなってきました。 こう書くと竹原、宮沢と連続三振を喫した言い訳みたいですが。

 3回の裏には、先頭打者佐々木が1番抜擢に応えるかのようにまたまた ライト前へヒットを放ち、盗塁も決めます。 続く笹本は、見てて笑ってしまうほどカーブに全く合わずに三振しますが、 梁瀬がこれまた2打席連続のタイムリー2ベースを放ちます。 舞嶽はセンターフライとなりますが、 ここまで2連続四球の早川がレフトオーバーの2ベースでさらに追加点を上げます。 しかし、こちらは6番抜擢が裏目に出たか、住吉は三振でこの回は2点どまりでした。

 Blue Wings は5回裏にも四球で溜まったランナーを早川の走者一掃の 3ベースヒットで返して3点を追加して 0-16 と完全なワンサイドゲームになります。 こうなると、後は舞嶽の初完封に期待がかかりますが、 完封を意識したか、疲れが出てきたのか、大量点差に油断したか、 それともここに来てやっと Crows 打線が慣れてきたのか、 6回表、Crows 打線が急に当たりだして連打で3点を返し、 一矢を報います。 7回も舞嶽を攻め立てますが、得点には至らず、 結局 3-16 で Blue Wings が勝利しました。

 やはり結成して日が浅いためか、まだまだチームとしてまとまっていない感のある Crows ですが、個人で見ると、高校野球経験者らしいキャッチャーと、 サウスポーのピッチャー、そしてサードと、いいものを持った選手が何人かいます。 終盤の打撃の勢いが本物ならば、かなり強いチームとなるでしょう。 先の楽しみなチームです。

 と、王者の貫禄のあるコメントを残して、ダブルヘッダ2試合目でまた会いましょう。

 

佐々木
 1番に抜擢され大事な場面でタイムリーを放つ 

 舞嶽
 あわや完封の好投
 梁瀬
 事実上のランニングホームランなどで打点4の活躍
 早川
 出塁率10割 打点4の活躍
 樋口
 初回の猛攻の鍵を握る2点タイムリー2ベースヒット

 笹本
 カーブに全く合わずにコマのように回る
 住吉
 佐々木と好対照に6番抜擢が裏目に出る
 竹原
 出塁中にベンチの野次に気を取られてカウントを間違い、牽制タッチアウト
 

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